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2011.03.31

節電

節電

東日本大地震、巨大津波の日より、20日経った。 津波で破壊された東電の福島第一原発、当初の感覚では、もう今頃には、復旧しているものと予想していたのだが、事態は益々悪化の形相を呈している。 今や国内的な問題ではなく、グローバルな観点から、原発の将来に対しての真剣な議論が始まっている。

ヨーロッパでは原発廃止の世論が高く、ドイツではその方向への政策が採られている。 一方、アメリカのオバマは、この事故を教訓として、より安全な原発の開発利用を唱っている。 現在のところ、今後の世界の方向が、いずれに傾くかは予想出来ないが、少なくとも日本では、今後は原発は総て廃止される方向に進むだろう。

その結果、いやそれでなくとも、この原発事故が起こった今から、電力の不足が社会的な大問題となってきている。 終戦直後を体験している我々は、停電の実態を知っている。それに慣れるのには当時でも大変であった。 読書勉強は、だから、昼間だけしかできない。 夜、停電時では、英語の単語を丸暗記することが効率的であった。 幸い、電車の停留所には、薄暗いが、電灯がついていたので、そこへ行って、出来るだけ多くの単語を覚えて帰り、真っ暗な自宅の机前で、その単語の復習をするのである。

当時、一般家庭では、電気冷蔵庫はなく、氷で冷やす冷蔵庫であった。 テレビも無く、高層建築もなく、高層エレベーターもなかった。 大体、一般家庭には、電話機もなかった。 その様な生活事情だったから、瀕発する停電も、不便ではあっても、それなりにやり過ごしていた。

あれから60年以上経過し、日本は復興し、復活し、躍進した。 世界的にも、そのGNPを誇れる先進国の地位を獲得するまでになった。 街には高層ビルが林立し、会社では、スーパーコンピュウターが動き、工場ではロボットによる大量生産可能な工業技術が昼夜兼行で駆使され、テレビさえも昼夜兼行、24時間放送されっぱなしである。 当然電力の消費量はうなぎ登りの増加し、それを補うためには、炭酸ガスを放出しない、クリーン(?)エネルギーと唱われて、原発の設置が進められてきた。 原発は炭酸ガス以上に危険な廃棄物、放射性廃棄物を出すにも関わらずである。  

電力に支えられて、ここまできてしまった今の日本で、電力不足は致命的である。 昔の停電時のようには、やり過ごすわけには行かない。 日常生活の総てに於いて電気を必要としている今の、生活スタイル、生活レベルを変えねばならない。 事実、東電も、政府も、国策的な「節電」を呼び掛け、或いは、電車の間引き運転、或いは、「計画停電」などを実施しているし、今後もこの傾向はさらに厳しく進められることになるだろう。

NHKなど多くのテレビ放送も、その必要性を強調している。 実際、無駄な電力消費は個人レベルでも積極的に慎まねばならない。 留意しなければならない。

ここで私は提言したい。 全国的な節電のために、NHKは率先して、その深夜のテレビ放送の一切を止めるべきである。 ラジオは続けてもよい。 深夜のテレビ放送は非健康的であり、無駄であり、浪費そのものである。 深夜放送の取りやめは、節電するための第一歩とするのに最も相応しいものである。

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2011.03.21

一旦緩急アレバ

一旦緩急アレバ

「一旦緩急アレバ義勇公ニ奉ジ」
「義を見てせざるは勇なきなり」

1000年に一度の巨大地震、想定外の巨大津波、加えて原子力発電所の壊滅と放射能汚染、我が国は今、三重苦、未曾有の大危機に直面している。 
こんな中、放射線被曝を省みず、国民のためにと、毅然として原子炉の修復、安全確保に身を挺している、自衛官、消防署員が居る。 真に頭が下がる。 
「一旦緩急アレバ義勇公ニ奉ジ」 の貴い姿がそこに見られる。 感謝の気持ちで一杯である。

 
また、日本のこの惨状を見て、世界中の多くの国から、援助隊が駆けつけており、また多くの励ましが来ている。 嬉しく有難いことである。 日本国民も、被災地を救えとばかり、運送や、節電や、募金や、或いはボランティア活動に励んでいる。 
国難に遭遇して、まさに挙国一致の姿である。

こんな時、菅首相から、自民党の谷垣党首に、副総理兼震災復興担当相として、入閣してもらい、この「東日本大震災」「三重苦」からの復興に対して、与党とか野党の壁を越えて、共に努力していきたい、と、申し入れたところ、あの京都出身の谷垣自民党党首は、「政策の一致もないし、入閣には応じられない」と、協力を拒否した。 これでも政治家か?! この国難に当たって、何が党の政策云々か! 同じ京都の住人として、私は恥ずかしい。

まさに敵前逃亡の姿ではないか!
まさに
、「義を見てせざるは勇なきなり」の典型である。 

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2011.03.18

ロボット

ロボット

東京電力の福島第一原発1~4号機が、事実上、溶融して大気中に放射能を四散させ始めた。 正に、大事故である。 原発の場所より20Km以内の住人は、今の住まいを離れて、疎開する(避難する)事が指示された。 何処へ避難するのか、何処まで避難するのか、何時まで避難しているのか、その的確な指示はなく、見通しもない。 これではよくない。 
先ずは可及的速やかに、放射線源の閉じこめを行わねばならない。 事故から1週間めの今日になって(3月17日)やっと、放射線防護服に身を固めた、自衛隊員や消防局員が、或いは空中から、或いは地上から、被爆におののきながら炉心に向かって注水を始めた。その効果がどのように出るのかは未だ判らない。 有効であることを祈りたい。

それにしても、生身の人間が放射泉源に近づくことは危険である。 
日本、我が国には
世界に冠たるロボット技術があるではないか。 こんな時にこそ、ロボットに活躍してもらうべきではないだろうか。 先ずは線源近くまで接近して、その状況を撮影し、その線量を測定し、無線で、逐次本部に送信してもらう。 これによって、より的確な爾後の処置を決めていけるし、事故の収拾を図ることが出来るのではないか。

ロボットも自転車に乗って綱渡りをさせられたり、サッカーの試合をさせられたりしているより、ロボット自身の、人間に対する貢献、その存在意義を感じて、喜んでくれることだろう。 

今こそ、ロボットの活躍の場である。 日本のロボット技術を活用しよう。

追記: このブログをアップしてから次の日の新聞で、原発棟内で、いろいろな計測とその送信の出来る小型ロボットと、放水なども可能な大型ロボットを、提供できるとの申し入れが、アメリカより寄せられた、との記事を読んだ。 我が国の政府や東電が、その申し入れに如何に対処したかは、報道がない。 多分、日本人では、使いこなせないであろう。

事ほど左様に、やはり原子力管理に関しては、アメリカの方が先んじている。 日本は、この点に関しては、後進国である、と言わざるを得ない。 情けないことではある。 日本の原子力発電所にはすべて、被爆の心配のいらない、高性能の保全管理用のロボットを設置しておくべきである。

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2011.03.17

想定外

想定外

まず最初に 今回の、東北関東太平洋大地震の被災者の皆様方に、心よりのお見舞いを申し上げます。

まっこと想定外の巨大地震が起こり、想定外の大津波が来襲し、三陸海岸市町村の家屋と住人達が、痛ましくも数多く流された。 想定外の大事変である。 地質学者の言によれば、およそ1100年前、貞観年間以来の大地震、大津波であると言われる。

加えてこの地震の直接的影響で、福島県太平洋沿岸にあった東京電力の福島原発1号、2号、3号、4号の何れもが大爆発を起こし、放射能が漏れだした。 何れも、想定外の大事件であるという。 
放射能、とりわけその中でも、セシウム、ヨード、ストロンチュウムなどは、一旦体内に取り込まれると、骨髄や甲状腺に沈着し、発ガンの源となる。 従って、放射能が漏れだした折りには、八十八計逃げるに如かず、ということで、現実、政府の勧告で、原発近くの住人達は、原発より20キロ以上離れた場所に避難するようにとの指示が出た。 今まで住んでいた人達にとって、想定外の事件である。 何処に避難し、どのように暮らし、だいたい何時まで避難していなければならないのか?! 不安は尽きることがない。

かてて加えて、地震発生以来既に1週間にもなるというのに、未だに、規模の大きな余震が、東北、関東甲信越、静岡県等で頻発し、災害現地での救出救助、援助、道路改修、必需品の配送、復興援助がままならない。 したがって、避難所では、現実に、食料、水、エネルギー、通信設備、そして病院では、医薬品、医療器具等が不足しているのである。

いったいこの、災害、何時になったら治まるのだろうか? 見通しが立たない状況である。 祈るしかないのか。 

被災者の皆様、今は先のことは考えず、とにもかくにも、先ずは「今」を生き抜いてください。

国難危急の兆しあり
原子炉暴発の憂いあり
挙国一致の我が国の
復興の意気をこそ見せるべし

こんな時期なればこそ、喪に服し、復興のためのボランティアとして、国を挙げて動き協力しなければなるまい。 
この3月の選抜高校野球も、プロ野球も、Jリーグも、事態の見通しが立つまで、少なくとも1~2ヶ月間、それらの開演を控えるべきだと、私は思う。 これも「想定外」のうちのことであろう。

「想定外」は恐ろしい。

 

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2011.03.13

前原 vs 西田

前原 vs 西田

京都出身の民主党議員、前原氏が、子供の頃から世話になっていた中華料理店の「オバサン」から、一年に5万円、総計すると20万円の献金を受けていたことを、同じ京都出身の自民党議員、西田氏が鬼の首でも取ったかのように、追求し、前原氏は外相という立場から、潔よく外相を辞任した。

在日韓国人の中には、とりわけ年輩の人達では、日本名を名乗っている人達も多く、また郵便振替で送金されたりすると、現実の所、献金者の国籍をいちいち確認することは大変なことだと感じる。 勿論、私には、その実際は知るべくもないが、ひょっとして、西田議員の方にも、在日外国人からの献金が入っているかもしれない、と思うし、多数の自民党議員、そしてその党首の谷垣氏にも、同様なことがあるのではないかと、思う。 また、あっても当たり前だとも思う。

と、いうことは、この「法」自体がすでに時代錯誤的なのであり、早急に手直しすべき性質のものだと思う。 事実、嘗て自民・公明政権の時代に、政府は外資系企業からの政治献金は認めることを決めている。 外資系企業、或いはまた現在では、日本の企業でも、その社長さんに、最近は外国籍の方が目立つのに、この関係はどうなるのだろう。 明らかに矛盾である。 
日本の政治の次元が低いのには呆れるばかりである。 

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2011.03.09

かゆい(痒い)

かゆい(痒い)

啓蟄も過ぎて、空気が乾燥しているせいか、僕自身の老化の所為か、それとも毎日のオーバードーズ(薬剤の過剰服用)の副作用の所為か、多分、その何れともが原因しているためと思うのだが、皮膚表面のあちこちが、最近、特に痒くなって困惑している。 痒みが死の原因になることもないので、気にしなくてもいいようなものだけれど、毎日場所を変えて、或いは、左の肩、或いは左の脚、或いは背中、また右の肩とゲリラ的に痒みが発生する。 結構強い痒みなので、気が落ち着かない。 ついつい掻いてしまう。

何れも「痒いところに手が届く」範囲なので、直ぐに掻いてしまう。 掻くと、実に気持ちがいい。 気持ちがいいからまた掻く。 そして掻きすぎると、しかしその部分に、内出血の痣が出てくる。 ワッファリンの所為である。 これもまた困ったものである。 

内出血にならないように、そして痒みに耐えるためには、結局は、市販のかゆみ止め塗り薬を買ってきて、痒みが出てくる度ごとに、その塗り薬を塗布するより仕方がない。 インターネットで検索して、「ユースキン」と言う塗り薬を買ってきて、今使用している。 確かに塗ると、痒みは治まるが、2~3日するとまた、ゲリラが来襲するので、まるでイタチゴッコである。 これも年齢のせいか(所為か、成果)と、諦めざるを得ないのでしょうかね。 ただ一つ、好いことは、入浴したとき、その痒い場所が痛快感を与えてくれることだ。 この痛快感は、独特のものだろう。 いわゆる皮膚病に効くといわれている温泉にでも浸かれば、もっと痛快かもしれない。 予定に入れたいものだ。

かゆい(痒い)と言えば、今の日本の政局ほど、歯がゆいものはない。 与党も野党も、お互いに議員同士の足の引っ張り合うばかりで、そこに、祖国、国を思う気が全く感じられない。 日本国民として、本当に情けない。 「歯がゆい」に付ける薬はないものだろうか?!  

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2011.03.03

シルバー 都々逸 (5)

シルバー 都々逸 (5)

お姫様より 官女が好きな 俺はやっぱり 苦労性

先日までの陽気と打って変わって、雛祭りの今日は、粉雪のちらつく寒ーい日であった。

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2011.03.01

DNA鑑定

DNA鑑定

不幸にして、NZ、クライストチャーチで、多数の日本人留学生達が崩壊した建物の中に取り残された。 片足を切断しなければならなかったけれど、奇跡的に救出され、帰国できた青年もいるが、いまだに多数の留学生達は確認されていない。 崩壊した建物の撤去は、各国の救援隊の協力の御陰もあって、ほぼ完了し、犠牲者達の遺体は、NZの空軍基地に安置されているそうである。

そこまで進行していながら、NZの法律では、身元の確認を DNA鑑定を含む科学的根拠が確立されるまでは、身内の人にも会わせられないと言う。 そのために、地震後、文字通り飛んでいった家族の人達も、未だに遺体との面会、確認が出来ないと言う。 こんなひどいコトってあるだろうか? この件に関しては、NZの法律は可怪しい、と思う。 根本的に、ヒューマニズムが欠如している。

DNAの鑑定をしなくても、家族のものであれば、遺体がそれこそコッパ微塵に砕けてでもいない限り、他人か自分の子供かぐらいの判定は出来るものだ。 DNA鑑定などは、其れが出来ないときの最後の手段であって、決して家族の面会、確認より優先すべきものではない、と思うが。 皆さんはどう思われますか?

実は私の兄も、もう67年も前の話ですが、学徒動員中、愛知県半田で、例の 東南海地震に遭い、頭を煉瓦で砕かれて殉職しました。 私の両親は(戦時中ですから汽車の切符の手配も大変ななか)現地に急行して、本人の死を確認し、即刻荼毘に付し、遺骨を持って還ってきたことがあります。 悲しいことでしたが、処置はすべてヒューマニズムに満ち満ちたものであったように憶えています。

NZの現地まで、その直ぐそばにまで行き着きながら、面会もさせてくれない、その理由が、DNA鑑定が先だとのやり方は、日本人としては、到底理解できないところです。 科学とは、元来、ヒューマニズムの産物であるはずなのです。 ヒューマニズムの欠如した科学は、却って恐ろしい事の方が多いのではないでしょうか。

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