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2009.04.28

法輪

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(我が家に一つ、大きく咲いたジャーマンアイリス)

法輪

最近、岡山大学時代の卒業生のブログに、彼が和歌山県の転法輪岳を踏破したときの写真と記事が掲載されているのを発見した。 

嘗てもう40年以上も前の話になるが、彼が岡山大学の学生であったとき、彼を含めて私の研究室のセミナー仲間と一緒に、岡山市津島の研究室から、三つの河と三つの山を越えて、名勝地「豪渓」(現在は、総社市槙谷)まで、歩き通したことがあった。 
私の人生での強烈な、そして懐かしい思い出となっている。   あの時の仲間のうち、数人は既に他界しているが、彼は壮健そのもので、今も「歩き」をエンジョイしている。 そのブログは芸術的であると同時に、極めて科学的でもある。 彼のハンドル名は「カモシカ」である。 彼の了承を得て、ここに紹介したい。

http://kamosika.de-blog.jp/

そのカモシカさんのブログに、法輪の解説がある。 それもここに再掲したい。 私自身の自省のためである。

「転法輪岳の名前の由来を調べてみました。

法輪とは仏教の教義、特に釈迦が説いた四諦(したい)・八正道のことで、その教義を他人に伝えること(転)を転法輪と言います。

 ※四諦とは

   ・人が生きるということは苦であるという真理
   ・その苦の原因は人間の執着にあるという真理
   ・この苦を滅した境地が悟りであるという真理
   ・その悟りに到達する方法は八正道であるという真理

 ※八正道(はっしょうどう)とは、人間の八つの正しい道のこと

   正見・・・正しく見る
   正思・・・正しく考える
   正語・・・正しく語る
   正業・・・正しく働く
   正命・・・正しく生活する
   正進・・・正しく人と調和する
   正念・・・正しい目的意識をもつ
   正定・・・正しい反省と瞑想、禅定(ぜんじょう)する」

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2009.04.23

写経満願

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薬師寺 東塔)

写経満願

「水は是れ大悲慈潤の智水、墨はまた椋厳禅定の石墨なり。 定の墨、慧の水和合して、実相法身の文字を書写す。 この文字は三世諸仏甚深の秘蔵、三身如来真実の正体にして、禅定智慧の法門、自行化他の功徳悉く皆具足す。 是れを以て此経の文字は十界に色身を現じ、随類説法して利生じたもう。
この故に我れ今この経を書写し奉る。 願わくばこの功徳の善根によって、弟子法界の衆生とともに、無始已来の三業六根一切の罪障を皆悉く消滅し、正念に空を観じて佛を見奉り、法を聞いて無正忍を証せんことを。」 (奈良薬師寺 写経観念文より)

4月23日、奈良西の京、薬師寺にて、12巻満願の写経を終えることが出来た。 今、心身共に爽快感で満たされている。 
ちなみに第1巻は、平成13年3月30日(弥勒菩薩)である。 思えば8年かけての満願である。 今日、第12巻は(釈迦如来)であった。  

般若心経の文中、以前の私は 「心無罣礙 無罣礙」 (こだわらない、こだわらない)  の言辞が好きだったが、最近は、とりわけ近くで友人の多くが他界していくのを見聞する中で、今ではむしろ 「乃至無老死 亦無老死尽」 (はてはこの身に老いもなく、死をも怖れることもなく、老死の尽くべき故もなし) の言辞に親しみ(?)を感じるようになっている。 合掌。

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2009.04.20

モザイク

今の時期、新緑のモザイクが美しい。 このモザイクは一日にして変わる。 変わり行くものには思い入れも大きい。 

4月19日、そのモザイクを見に宝ヶ池に出掛けた。 撮った写真の数葉を紹介したい。 

Walking_in_the_green1

Along_the_pond1

Walking_in_the_green4

Walking_in_the_green21

(写真はいずれもクリックすれば拡大されます)

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2009.04.18

徒然なるままに

Spring_sunshine3 

徒然なるままに

「つれづれなるままに、日ぐらしパソコンに向かいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物ぐるほしけれ」 (徒然草序段引用)

窓から見上げる比叡山の頂上近く、櫻が満開らしい。 あの辺りにも、たまたまの登山客が、あの櫻の満開を見つけて、欣然としていることだろう。 ああして咲いた櫻達、人に愛でられて嬉しいに違いない。 
一方、比叡山の中腹、また比叡山から伸びている東山の山並みの中にも、満開の櫻が独立して咲き誇っているのが見える。 あの様な道もない中腹に、孤立して咲いている櫻は、傍に来て愛でてくれる人もないことだろう。 それだけに、その慄然とした姿が美しく、愛らしく見えるものだ。

マリナーズのイチローが、またしても大記録を立て、その記録を毎日のように、更新していく姿は、単なる驚きを通り越して、神々しささえ感じるものだ。 誠に凄いもので、同じ日本人として、これだけは誇りに思える。 何かと暗い話題の多い、今の日本にとって嬉しく有難く、明るい唯一の話題だろう。 彼の益々の活躍を祈るや 切なるものがある。 彼の今後の活躍、記録の更新を見、知るためにも、私は長生きしたい、とさえ思うのだ。

長生きと言えば、この不況、就職難の中、吾が愛する孫が早々と、就職内定との朗報が入った。 爺馬鹿かも知れないが、これは嬉しい。 その孫もスポーツマンである。 秘かにロンドンオリンピックを目指しているらしい。 長生きしてその活躍を見届けたいものである。 

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2009.04.14

レパント

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レパント

先に塩野七生女史の「ローマ亡き後の地中海世界(下)」を読み進んでいるうちに、どうしても、同著者の「レパントの海戦」を読み返したくなって、昔読んだその古い文庫本を取り出してきて、再読し始めた。 裏書きを見ると、この冊子は、平成7年8月9日に松江の今井書店で購入し、8月14日にdurchlesen (完読)したとある。 再読は昨日、平成21年4月13日に再読完了した。 

この年齢になり、いろいろな歴史また最近の世情を見聞してきた身にとって、当時のトルコ、コンスタンチノーブル駐在ヴェネツィア大使であったマーカントニオ・バルバロのヴェネツィア元老院での帰国演説の文章に、私は強い叱咤激励に似た印象を受けた。 今の日本国民の多くも同感されるのではないだろうか?! 以下にその文を引用させていただく。 

「国家の安定と永続は、軍事力によるものばかりではない。 他国がわれわれをどう思っているかの評価と、他国に対する毅然とした態度によることが多いものである。 
ここ数年、トルコ人は、われわれヴェネツィアが、結局は妥協に逃げると言うことを察知していた。 それは、われわれの彼等への態度が、礼を尽くすという外交上の必要以上に、卑屈であったからである。 ヴェネツィアは、トルコの弱点を指摘することを控え、ヴェネツィアの有利を明示することを怠った。 
結果として、トルコ人本来の傲慢と尊大と横柄にとどめをかけることができなくなり、彼等を、不合理な情熱に駆ることになってしまったのである。 被征服民であり、下級の役人でしかないギリシャ人に持たせてよこした一片の通知だけで、 キプロスを獲得できると思わせた一事にいたっては、ヴェネツィア外交の恥を示すものでしかない。」
(塩野七生著 レパントの海戦 p.257~258 新潮文庫)

現代の我が国の首相を務めた御仁が、「人のいやがることはしない」なんて、およそ国家を思わず、自己中心的な言辞を弄したこと思うとき、絶望感さえ生まれてくるのは、私一人ではあるまい。 本当に悲しい。

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2009.04.03

見る人の

見る人の

見る人の 心ごごろに まかせおき 光の中に 散り行く櫻 (英夫)

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4月3日、京都御苑の櫻を観に行った。 御苑は広く壮大で、気分が爽快になる。 櫻はそれぞれにその美を競っていた。 既に散り始めているものもあれば、まだ蕾のものもある。

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太い櫻の幹から、一輪だけ芽吹いて咲いている花は健気でさえある。 じっと見つめる。 

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天まで届くような大きなしだれ櫻の姿は、さすがに壮観である。 

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それらの櫻に囲まれてこれまた、天まで届くような松の大木、その幹はまるで亀甲の如しである。 歴史を感じる。

京都には、桜の名所が多い。 曰く、円山公園、曰く、嵐山 また曰く、哲学の道 などなど。 しかしそれらに伍して、京都御苑の櫻も素晴らしいものである。

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2009.04.01

Spring sonata

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Flowers2

Spring sonata

4月1日、鷺森神社に参る。 参道の櫻が美しい。 参道の楓の新葉が薄紅色に揃い出てこれも又美しい。 参道の木立の間を小鳥たちが賑々しく飛び交い、その囀りが楽しい。 今日は神社の行事として、修学院小学校新一年生の報告会というのがあって、境内は賑わっていた。 未来ある人達にエールを送りたい。

今 私はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 作品24「春」を聴いている。 その合唱がよい。

 

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