« October 2008 | Main | December 2008 »

2008.11.29

錦繍の近江路

Otonashi_river 

(写真はいずれもクリックすれば拡大されます)

錦繍の近江路

11月27日、我々パソコン同好会のメンバー全員で、錦繍の近江路を訪ねた。 近江の国には、歴史の古い寺院が多く、其処がまた、今の時期、紅葉の名所となっている。 平日ではあったが、各地からの行楽客が多く、バスの駐車場は、満員の状況であった。 
今回我々は、バスツアーのコースに沿って、湖東の永源寺、百済寺、西明寺、そして金剛輪寺の4カ所を訪ねた。 
私にとっては、いずれも始めての寺院であったので、それぞれの寺院で、新しい感懐を得たのだった。 加えてまた、私にとって今回のバスツアーは、退院後始めての冒険(?)でもあったので、このツアーコースを完歩出来たことは、大いなる自信ともなった。  ちなみに、この日の私の万歩計は、16,161歩であった。

最初に訪れたのは、愛知川(音無川 上掲写真)の対岸にある永源寺である。 号を瑞石山という。 歴史は思ったより新しく、開山は1361年である。 この寺の観音様を「一心に祈念すれば優れた世継ぎが授かり、子々孫々繁栄するという霊験」があるとのことである。 それにしては、この日の入山者は高齢者が多かった。 
それはともかく、羅漢坂の辺りから山門、鐘楼、本堂さらに開山堂へと続く寺領内の紅葉は素晴らしく、その彩りは絶佳と言うべきものだった。 拙作だがその時々に感激して撮った写真を載せてみたい。

Bell_dou

(永源寺の鐘楼)

Eigennji_maple1

(永源寺の紅葉)

次ぎに 釈迦山 百済寺(ひゃくさいじ)を訪ねる。 本山は「推古天皇の御代に聖徳太子の願いにより、百済人のために創建された古刹」とのことで、歴史は古い。 実際、本山の庭園内には、渡来人達が母国「百済国」を偲んだという「天下の遠望台」もある。
ただ戦国の時代に、例の織田信長との戦禍により、全山が壊滅状態になったとのことである。 しかし、時空飄々、今の寺院は、これまた虹彩に輝いていた。

Hyakusai_tenbou

(百済寺からの展望:心眼を開けば比叡山が見える)

Hyakusai_garden1

(百済寺の庭園) 

一休庵での精進料理(この日は豆乳鍋)を食してから、3番目に西明寺を訪ねる。
龍応山 西明寺には、国宝の三重の塔がある。 それに至るまでになだらかな坂道、石段がある。 その左手には不断桜、名勝庭園がある。 今の時期に花を着ける櫻は、確かに珍しいが、いずれも小花で、林立する楓の紅葉には、その美は及ぶべくもない。 ただ、庭園の苔の緑、その上に散り積もった紅葉葉のコントラストが素晴らしかった。

Saimyouji_path1

(西明寺の参道)

Saimyouji_redyellowgreen

(赤と黄と緑と)

Saimyouji_tower1

(国宝 三重の塔)

Fallen_leaves

最後に訪れた金剛輪寺、その石段が長くキツイと聞いていたのだが、バスが参道の途中の二天門まで着けてくれたので、私には助かった。 ここからいささか急な石段を登る。 登り詰めたところに本堂があり、鐘楼がある。 寸志を寄付してから、思い切り大きく鐘を撞いた。 その豪快な音響は、湖国全土に響き渡ったはずである(と、思う)。

Red_maple
この寺の楓は、喧伝されているように、正に血のような深紅である。 この時期、その深紅がもっとも美しく、正に空気まで朱に染まるかのようであった。 本堂の前には不断桜の樹もあって、可愛い白い花を着けていた。 三重の塔を背景にして、櫻の白と楓の紅のコントラストをカメラに収めたが、この雰囲気は、矢張りその場に居ないことには、実感できないだろう(と、思う)。 ちなみにこの金剛輪寺は天平13年、やはり、聖武天皇と僧行基により開山されたとされる、歴史の古い巨刹である。

Sakura_and_momiji1

(金剛輪寺 不断桜と紅葉と三重の塔)

Kongourinji_garden1

(水雲閣庭園 その1)

Orange_color

(水雲閣庭園 その2)

千体地蔵が並列する参道を下り、茶室 水雲閣にはいる。 この庭から見る楓の紅葉もまた、深紅あり、橙色ありで、しばし、縁台に座して、友と語りながら、その美に見とれていた。 今年の紅葉狩りはこの金剛輪寺で見納めとしたのだった。

Fudanzakura2

| | Comments (1)

2008.11.23

錦秋の京都御所

Palace

錦秋の京都御所

11月23日、勤労感謝の日、大安、この日、京都は小春日和となった。 昨日の、NHKによる、「錦秋の京都御所」の放送を見て、完全に圧倒され、今朝から早速に、カメラを携えて、京都御所に出掛けた。 

私が卒業した鴨泝高校は、京都御所の東側にあり、在学中には、京都御所内の運動場で、クラス対抗のソフトボール大会や、野球のチームを組んでのスポーツを楽しんだものだった。 あの時の我々の野球チーム名は「モニタース」というものだった。 キャプテンは高木君だった。 
当時、まだ食糧事情の悪いときだったが、御所の運動場には、必ずアイスキャンデー屋さんが来ていて、仲良しになるぐらいだった。 だけれど、あの頃は、今ほどには、御所の錦秋とか、満開の櫻を気にすることはなかった。 花より団子の時代だったのだ。

時は流れ、こちらも歴とした「後期高齢者」になって、来年はこの錦秋をもう観られないかも、などと感じるようになってから、mediaや観光業者のプロパガンダに、簡単に載せられて、ついつい、紅葉狩りなどに出掛けることが多くなった。 まあ、家に引っ込んでいるよりは、無理をしない程度にゆっくりウオークすることも必要、と考えている。 その意味では、この故郷京都は、出掛けられるところがイッパイあって、幸せである。

今日はその「錦秋の京都御所」を巡ってきたので、その時の写真など御披露しようと、思う。 御笑覧下さい。 
御所の敷地は広く、大勢の人出の筈だが、混雑は全く見られない。 先ず第一にそれがよい。 空は青く、適当に白雲が流れ、楓は紅に、或いは橙色に、そして大銀杏の葉は、正に黄金色に輝いている。 櫻の葉の色変化、ハゼの葉の朱色、そして松の木の緑、遠くに如意が岳が見える。 それぞれに美の競演があった。

Trio

(左側は迎賓館)

Golden_leaves

(黄金色に輝く大銀杏の葉達)

Trio_2

(この3色の美)

Maple_1

| | Comments (2)

2008.11.15

だんだん(その2)

Syugakuin_villa1

(写真は修学院離宮正門内の紅葉)

孟 浩然の漢詩に、有名な「春眠暁を覚えず」(春暁)がある。 これは文字通り春の詩であるが、最近の私めは今の時期、秋だというのに、「暁を覚えず」の状態で、朝など寝込んでしまっている。 自分ながら、「秋眠暁を覚えず」だなと、苦笑している次第である。 しかしこうして、最近よく眠れるようになってから、体重も少しずつ増えてきたようである。 これは正に、「天高くして馬肥ゆる候」の「馬」みたいな者だと、苦笑を禁じ得ない。 長い間の入退院生活を8月5日に終えてからだから、丁度およそ100日である。 「馬」でも何でも、元気に回復できたことに感謝しなければならない。

毎日、朝食後に、NHKの朝ドラ「だんだん」を見る。 マスコミの言うところでは、「だんだん」の視聴率は悪いとのことであるが、前にも書いたように、松江と京都での生活が長い私めにとっては、この「だんだん」は、必見である。 毎日2回は見ている。 松江弁が、松江の風景が、懐かしい。 聞けば、このドラマ以来、松江の観光客が激増したそうである。 一方、ドラマにでてくる京都祇園の世界とは、無粋のシンボルみたいだった私めは、遂にとうとう縁がないままで終わりそうである。 その意味で、ドラマの中の祇園の世界に、新しい発見があって、面白い。 

ドラマの世界は、懐かしく、美しく、面白いが、このところ、現実世界は、国内的にも、国際的にも、実に厳しい。 日本のこれからが、世界のこれからが、実際、どうなっていくのか、今の私めなどには、気にはなっていても何とも手の出しようもない。 「全ては時間が解決する」と、傍観しているより仕方ないのか。 ともかく、だんだん良くなっていって欲しいものだ。

傍観と言えば、この時期、自然が美しい。 澄み渡った秋空の下の、山肌の紅彩模様は、綾錦である。 その錦秋のモザイクは、日々変化していく。 何度、何枚写真を撮っても、限りがない。 自然は、日本の自然は矢張り素晴らしい。 日本に生まれた者は、須くその幸運を銘すべきである。

| | Comments (0)

2008.11.08

立冬

Sokoku_in_autum_2 

(日本の秋:写真はいずれもクリックすれば拡大されます)

立冬

暦の上では、今日(11月7日)は立冬であるという。 が、昼間は歩けば暑いほどの暖かさであった。 気象予報官は、明日からいよいよ暦通りの”冬”になると言う。 

この時期、次期アメリカ大統領に、黒人としては始めてのオバマ氏が選出され、世界の話題が賑わっている。 が、選出が決まって以来、世界的にまたまた”株”が、大暴落し、この話題も深刻である。 次期大統領、オバマ氏の今後の手腕がどうなのか、世間の憶測も多様であり、御本人も本当にこれからが大変であろう。 たまたま日本語で、「大変」であるが、実際彼の選挙戦でのプラカードは、[CHANGE, WE NEED]であった。 どのような「CHANGE、大変化」が起こるのであろうか?! 我々も、期待するところ大である。

また国内では、田母神空幕長の懸賞論文内容が、現在の政府見解とは異なることから、武官として不適切であるとされ、田母神氏は更迭、次いで退職させられることとなった。 田母神氏の論説は、私から見れば日本人として至極当然の意見であると思う。 いわゆる政府見解の基盤とされている、「村山談話」や「河野談話」ほど、自虐的で、日本人の誇りを傷つけているものはない。 「村山」も「河野」も、当時はむしろ外交辞令的に発言したものであって、決して多くの日本国民の代表的意見ではなかったはずである、と私は思っている。 正論としての、そして他国に干渉されない、歴史認識を、今一度、確認する必要があるのではないだろうか。

Bentendou_in_autum

田母神氏更迭の事件がニュースになってから、早速に野党の面々があたかも、氏が国賊であるかのような意見を述べているのを知ると、実際の国賊はどちらなのか?と、問いかけたくなる。 近く国会で参考人招致があり、論文内容についての質疑があるとのことだが、日本の武官として、正々堂々と正論を陳述してほしと思う。

日本国の武官、特別公務員として、政府見解と違う意見を持っていること、それを発表すること自体が、違反というのだったら、例えば国立大学(今は学校法人化されているが)や国立病院の人間は何も意見を述べられないと言うことになってしまうのではないだろうか?! これでは全く、何処かの独裁国家と全く同じ、不自由国家ではないか。 
今ひとつ情け無く思ったのは、本来なら氏を護るべき防衛大臣までが、氏の退職金を返納してほしいなどと言ったことである。 何と小心な、肝っ玉の小さい防衛大臣なことか。 私としては、こんな防衛大臣の方こそ辞任して欲しいと思う。
  
立冬、今年はこれから益々寒くなりそうだ。

Kokyou_in_autum

(奥の細道)

| | Comments (0)

2008.11.04

文化の日

Bridge_in_autum

(写真は国際会議場への橋 クリックすると拡大されます)

11月3日は昔の明治節、今の文化の日、昔も今も祝日、休日である。 この日は、何故かしら昔から、必ず晴天になると言われてきた。 京都はこの日、雨はなく薄曇りだった。 折しも3連休と言うこともあって、文字通り行楽のシーズン、郊外への人出が多い。 この時期、郊外には確かに、天然の美がある。 美を鑑賞することは則ち芸術の心である。 と言う強引なこじつけで、芸術の秋に参画してきた。

宝ヶ池公園への路、歩むコースはいつもと同じでも、この時期、一日ごとにその芸術の美の内容が、変化して行くので、日々是好日、日々是エキサイティングである。 時に新しい発見などあれば、そのまま、「人生 生きてるだけで丸儲け」と感じてしまう。

今日はまた、おぼろ月ならぬおぼろ太陽で、少し霞んだような 日本画的雰囲気があってよかった。 途中それぞれ感激して撮り揃えた写真を御披露しよう。 11月3日、宝ヶ池周辺での撮影のものである。

Takaragaike_line2

(遠くの山は横高山)

Hanamizuki_line2

(花水木の街路樹が美しい)

Hanamizuki_in_autum

(dogwood leaves in autum)

Hanamizuki_leaves

(花水木の葉は正に紅)

Parking1

(花水木通りの遠望)

Pond3y

(宝ヶ池の秋模様 その1)

Pond5y

(宝ヶ池の秋模様 その2)

Small_persimons

(この時期 柿の色付きも美しい)

| | Comments (0)

« October 2008 | Main | December 2008 »