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2008.10.30

いたうなすかし給そ

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(サンシュユの稔り:武田薬草園にて)

いたうなすかし給そ

今日は10月30日、我々の世代の者なら誰でも思い出すこと出来る、「教育勅語」の渙発された日である。 これは既に、アナコロニズムと言う人も多いかと思うが、私は(一部を除いては)孔孟の書に匹敵する名訓だと、今でも思っている。 確か何年か前にも記述したことだが、今年もここに、再掲したい。 

声を出して読んでみると、当時を思い出して、身が引き締まり、健康にも良いのではないか、と思う。

敎育ニ關スル勅語


朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ敎育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ徳器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重ジ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
明治二十三年十月三十日
御名御璽

参考のためには
http://shupla.w-jp.net/datas/theImperialTermOfEducation.html
も見ていただくと良い。

今年は紫式部の「源氏物語」が世に出て丁度一千年紀ということで、この事に関するイベントが多い。 昨日はまた、甲南女子大学図書館で、最古級の源氏物語の写本が発見されたと言うことで、話題になっている。 目出度いことである。 この「梅枝の巻」の中に、冒頭の
「いたうなすかし給いそ(ご冗談を仰いますな)」
の言葉があって、愉快である。

愉快というと、再来年は、奈良の平城京遷都 1300年という事で、これまた目出度いことである。 これを記念して、原寸大で遣唐使船が復元されるそうだ。 その時には、是非私も訪れてみたい、と思っている。 これは決して「いたうなすかし給そ」ではない。

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2008.10.23

健康補助食品 拙考

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(写真は10月18日、宝ヶ池にて、メタセコイヤ)

健康補助食品 拙考

人間は生きるためには、食べねばならぬ。 食べるときには、偏食してはいけない。 炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン類などを満遍なく食することが重要である。 この辺のことは、中学校の教科書にも書いてあることで、その意味では、常識である。 
が、後期(高貴と言いたい)高齢者ともなると、満遍なく食するにしても、体質が老化していることもあって、満遍なく消化吸収されるとは限らない。 体内での偏食と言うか、偏消化吸収が起こっている可能性がある。 体内の諸器官、諸機能に衰えが生じてくると、個人差はあるが、同じものを食しても、吸収効率が変わってくることになる。 従って、体内諸器官での必要成分濃度の低下も惹起されてくる。

こんな時、その個人の体質、体調に合わせて、やはり「健康補助食品」を試すことが望ましい。 消化吸収され難い必要成分は、矢張り補給する方がよい。 

人間に限らず、あらゆる動物、或いは植物でも、酸素呼吸している生物では、生きることによって、体内に「活性酸素」が発生している。 この活性酸素は、両刃の剣であり、例えば白血球が病原菌をやっつけるためにも使われるが、一方では、自分の細胞機能を損なうこともある。 細胞はこのために活性酸素の害から逃れる自己防衛手段も供えてはいるが、その機能にも衰えが生じてくると、いわゆる「老化」が進行し、自己免疫力が低下し、ロクなことはない。

嘗てもう数十年前にもなるが、アメリカのノーベル賞化学者、ポーリング博士が、ヴィタミンCを大量摂取することによって、風邪ひきやガンの発生さえも抑えることが出来ると、発言して、大きな話題になったことがある。 ヴィタミンCは水溶性の抗酸化剤であり、活性酸素の害を防ぐことに働くので、科学的にも合理的である。
一方、脂溶性の抗酸化剤もある。 最近やたらと新聞広告されている「セサミン」がそれである。 胡麻から抽出されたという、この製品「セサミン」は、今年度の日本農芸化学会より技術賞を受けていて、その化学構造式も確立されている。 同じく抗酸化作用のある脂溶性ヴィタミンEなどと共に摂取すると、活性酸素の防御に有効とのことである。

若さを保ち、健康を維持するためには、抗酸化剤を補給することは好いことではある。 この際、但し、脂溶性の物質は一般に、水溶性の物質より、代謝排泄されるのに要する時間が長い。 換言すれば、体内での半減期が長い。 とりわけ代謝機能に衰えが出てきている後期高齢者では、体内に留まる時間が長くなると考えられる。 この事は重要である。

一般に薬にも当てはまることだが、脂溶性の薬品や健康補助食品は、体内での代謝排泄が遅く、半減期が長い。 ので、後期高齢者が若い成人なみの服用をし続けると、体内にそれらが、異常に蓄積されてしまうことがある。 これは肝臓機能の異常を引きおこす原因ともなりうることで、注意した方がよい。  即ち、具体的には、服用をマニュアル通りではなく、むしろ例えば子供並みの服用量にするとか、隔日制にするとか、がよいのではないか、と思う。 私自身は現在それを実行している。
 
それらを通じて言えることだが、薬でも健康補助食品でも、服用したときには、「これは良く効く」という、自己観念が必要である。 これは服用しても、どうも怪しいと、思うのだったら最初からのまない方がよい。 それにしても最近は、やたらと健康補助食品の広告が多いですね。  

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2008.10.17

だんだん

「sunset11.htm」をダウンロード Yomegashima

(写真は宍道湖の嫁が島 クリックすれば拡大されます)

だんだん

NHKの朝の連続テレビ小説、「だんだん」 が面白い。 松江に30年住んでいた私にとっては、そして京都に生まれて40年住んでいる私にとっては、ドラマの舞台が松江と京都であるだけに、我が事のように、毎日のドラマはエキサイティングである。 とりわけ 「だんだん!」(ありがとう!) を始めとして、松江弁でのあの独特の会話を聞いていると、懐かしく、こちらの心の内まで、ほのぼのとした感懐に満たされてくる。

今日の舞台は宍道湖の嫁が島であった。 ヒロインの のぞみ と、その実の父と二人っきりでの会話をするには、確かに恰好の場所である。  宍道湖の唯一の島、嫁が島は夕陽の写真を撮るときには、恰好のスポットとなるので有名だが、普段は誰も上陸できない。 私も30年松江に住まいしてたが、遂に 上陸の機会はなかった。 私が担当していた研究室の学生の中には、豪傑がいて、服を着たままで、また下駄履きで、この嫁が島に泳いで渡った者がいた。 かの卒業生も、毎日このドラマを見ていることだろう。

ちなみに宍道湖の夕焼けを撮る最高の時期は、11月3日、文化の日の前後である、とのことである。 私も、写真は良く撮りにいったものである(冒頭の sunset をクリックして下さい)。 もし松江に行かれるのなら、秋が好いと思いますよ。

                              

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(松江ウオーターヴィレッジにて)

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2008.10.08

寒露

寒露

今日、10月8日は暦では寒露である。 であるが、今日は大快晴となり、太陽は燦々と輝き、室内でも、27℃の温暖さ、正に「夏日」である。 こんな時、窓を開け放し、畳の上に大の字に寝っ転がって、昼寝をする。 窓から流れてくる風は、ふくよかな木犀の香りに満ち満ちている。 正に天下太平、幸せな気分に満たされるものだ。

しかしこの寒露の日、株が大暴落し、巷間では、天下騒乱の様相を呈している。 世界同時株安で、世界的な大恐慌である。 本日の日経平均値は、9,203,32円、実に一日にして952,58円の下げであった。 正に歴史的な下げ幅である。 私には良く解らないが、Topixも900を割り、899.01になったとのことである。 
とにかくプロの人でも、想定外の下げとのことらしい。 この世界的な恐慌は80年ぶりらしい。 80年前と違って、今は情報伝達が速やかだから、主要な国の政治家や経済人が、国際的に何らかの手を打ってくれるものと、期待されるが、この恐慌、不況が何時まで続くのかが、問題である。 寒露の日が甘露の日になることを期待したい。    

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2008.10.03

10月3日

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10月3日

昨日10月2日は、語呂合わせで「とうふ」の日であった。 我が家でも、確かに、昨日の食事で「とうふ」を食べたから、大義名分は成り立っている。 
所で、今日は、10月3日、無理とは知っての上で、語呂合わせをすると、「とーさん」の日である。 「とーさん」と言えば、お父さんである。
 
今は昔
私の子供の頃、我が家では、子供の躾とか教育については、母が厳しかった。 父はどちらかというと、おおらかで、母の教育方針に賛成しつつも、余り口を出さなかったし、父から厳しく叱られた思い出はない。 従って、子供としては、父の方が安心できた。
父が会社から帰ってくる夕方の時間帯になると、よく兄妹揃って、叡山電車の修学院の駅まで、父を迎えに行ったものだった。 
何台も何台も何台も、電車の到着を待った。 
遠くに次の電車が見える。 
今度こそは父が乗っているような気がして、ワクワクしながら、電車の到着を待った。 父が電車の前扉から出てくると、兄妹二人して、父の腕に飛びついていったものだった。

 その時の父の嬉しそうな、顔が今でも思い出される。 

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