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2008.01.21

養老 孟司さんの言葉から

解剖学者 養老孟司さんの言葉から

「どうせ死ぬんだったら、好き勝手で好いじゃないか。  それももっともである。 どうせ生きたところで、これまでの人生以上に長く生きる心配はない。 どう生きようが、構わないと言う、そこのところが、じつになんともいえない。 大丈夫、まもなく死ぬ。 そう言う確信がもてる年齢になると、気持ちが本当に自由になる。 歳をとるのも、悪いことじゃありませんよ。」
(産経新聞 1月21日朝刊より 一部転載)

この記事を見つけて読んで、なにか、ほっとした。 この所の自分が、「大丈夫、まもなく死ぬ」の気持ちに近いからであろうか。 ただ私としては、ただ漫然と死を待つのでなく、死に至る経路の詳細に興味がある。 

何度も書いてきたことだが、心臓弁を3回も置換手術し、今は僧坊弁、大動脈弁の2カ所に装着されている人工弁が、何時まで、どのように、作動してくれるのか、に興味がある。 加えて、また、最初の弁置換手術以降、37年間に亘っての心房細動、そしてワッファリンの服用が、生体に結果的にどう影響しているのか、影響したのか、などに興味がある。

自分は患者としての、主役であることには間違いないが、その主役が今後の人生劇の中で、如何に振る舞い、如何なる処置を受け、如何に死ぬかを第三者の立場的に、「観察」していきたい、と言う強い興味がある。

多分、この人生劇は、医師の立場からは、数少ない貴重(?)なクランケとして、臨床的に興味があるかも知れないし、また、同病の患者さんの人達に対しては、興味と言うよりは何かしら、有益な情報を提供できるのではないか、と、思うからである。

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2008.01.15

拙吟

拙吟

入院中の日記を読み返していたら、所々に、拙吟があった。 京大付属病院 循環器病棟 521号室での作品である。
この部屋は東向きであり、窓からは京都黒谷、真如堂などの楼閣が望める。 大文字山を背景として、実に世界遺産的風景だな、といつも思いながら眺めていた。 とりわけ早朝、太陽が昇る前、黒谷辺りから立ち上る白煙は、緩やかに真っ直ぐに立ち昇り、思わず、

 人の命も 終わりに近く 落ち葉焼くらし 黒谷寺

と、「どどいつ」の一章が出来てしまった。 確かまだ、呼吸困難が続き、酸素吸入をしていたときであった。

Ochibayaki_2

年末、世間は賑やからしかったが、クリスマスイヴの病院内は、静寂であった。 が、この日の夕食の膳には、クリスマスカードが添えてあった。

Merry

 メリークリスマスの カードを添えて 病院食の 配車かな

やや症状が落ち着いてきた頃、そして夕闇が東山一帯に迫ってきたとき、大文字山の上空に朧ながら満月が浮かんで見えた。 お月様が見舞いに見えた感じで、嬉しかった。 きっと他の病床の人達も見上げていることだろう。

 病床の 一つ一つに ウインクしてる 山の上なる おぼろ月

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2008.01.13

駅伝

駅伝

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私は駅伝やマラソンが好きだ。 と言って、もう自分は走れないから、専ら応援専門である。 毎年、京都の正月行事として、都道府県対抗の女子駅伝がある。 京都の西南、西京極グラウンドから、京都の東北、宝ヶ池国際会議場を往復する, 42.195キロを9人のランナーが疾走する。 

スタートをテレビで見、ランナーが修学院に近づいてくるとなると、家を飛び出してその走路に走り、旗を振り大声を出して、応援する。 テレビで見ていると、選手は大きく見えるが、実際に見る選手の姿は、吃驚するほど小柄な選手が多い。 よくもあんな小さい体の中に、あんなパワーがあるのかと、驚き感心する。 トップは勿論、いつも、ラストの選手が通過するまで、それぞれに大声で声援する。 ラストランナーが通り過ぎるとまた、急いで家に帰り、テレビで観戦する。

今年も地元 京都が優勝した。 それも新記録での成果であった。 思わず、テレビの前で、拍手した。 それにしても、今年のレースでは、野口みずきの「ごぼう抜き」の走りは、圧巻であった。 新幹線が在来線を追い抜いていくように感じた。 是非、あの走りを、今年の北京オリンピックでも見せて欲しい、と思った。

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2008.01.12

Sさんへの返信

Sさんへの返信

嬉しくも、温かいお言葉のメール、有り難う御座いました。 今回の場合、救急患者でありながら、有難いことに、最近流行の「患者のたらい回し」に遭うこともなく、早急に入院が受け入れられ、更にまた、探求心の高い医師による、的確且つ積極的な治療処置により、現状に復帰することが出来ました。 病院の、そして医師、看護師の方々の御高配に厚く感謝しているところです。

いわゆる後期高齢者に属するようになって、それまで薄々ながら、身辺整理の必要性を感じていたのは事実ですが、今回の事件(?)により、そのことが、緊急を要することを如実に知らされました。 実際、退院して、自分の部屋、身辺を見渡してみると、その余りにも乱雑な未整頓に気付かされ、医師の言われるオトナシク「寝正月」を過ごすこと、の内容は、確かに外出などこそ無かったものの、自分の部屋、本棚、机の抽斗、押入などの内容物の、整理整頓を、少しずつ少しずつ、進めながらの「寝正月」となりました。

可笑しいことには、これがまた、整理整頓が出来上がってくると、自分ながら今度は楽しくなってきて、その日の夜、床につくとき、部屋の中を見渡して、出来れば明日は、あの押入のあの場所を整理してみようなんて、思っている自分が居るのです。

整理整頓、片付けは、実際の仕事としては、如何に捨てるべきかの心の葛藤が主な悩みです。 実際、中には、思わぬ「堀出し物」などが出てきて、しばしの間、感激に慕っていたり、整理の筈がまた、新しい「箱」を作ってみたりで、身辺整理というものも、なかなか難しいことを実感しています。 
それでもこれまでに、大分進んだので、「寝正月」の存在意義はあったものと自己満足しています。

もう15年も前になりますが、自分が定年退官した頃、日本ウオーキング協会に入会して、そのイベントに勇躍して参加し、全国のあちらこちらをウオークし、完歩したのは、今になってみると、素晴らしい思い出のひとつです。 今は、悲しいかな、医師から、「今までの半分の距離を半分のスピードで、ゆっくり歩くのならよい」、とのお達しがある身となったので、これからは京都市内のあちらこちらを、完歩ならぬ「緩歩」する事を考えています。

昨晩のNHKテレビで、「アフリカ縦断」が放送されてました。 その中で、かのキリマンジャロの登山のドキュメンタリーがあったのですが、キリマンジャロに登るときは、全くの緩歩が必要なんですね。 高山病を防止するタメなのですが、そのじれったいほどの緩歩を現地のガイドは、スワヒリ語で「ポレポレ」と言うそうです。 私のこれからも、「ポレポレ」にしようと思いました。

Sさんはまだまだお元気ですから、好い思い出を作れるように、今のうちに、どんどんウオークされたらいいと思いますよ。 今年も是非、佳い春を楽しまれますように。
メール有り難う御座いました。

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2008.01.07

平成20年

Akemashite

年末に「不覚」をとったこともあって、多方面に失礼してしまった。 不覚の前に一応、年賀状の裏面は作っておいたのだが、発送は全て娘に依頼した。 いつもは、それぞれに短いコメントをつけて書いたものだったが、今年はそれが出来なかった。 お許し願いたい。

だが、多くの人達から、年賀状を戴いて、それらにコメントが記されていると、その人達のライフスタイルが想像できて、嬉しく、楽しくなる。 来年はまた、コメントを着けたいと思う。 

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