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2006.03.25

順拝

順拝

四国八十八ヶ寺を遍路し参詣することは「順拝」という。 決して巡拝ではない。
父は順拝を満願している。 私も父の体験を、やはり体験したいと思い、3月24日、「旅物語」の日帰り順拝ツアーに参加した。
 
今回がともかく初めての順拝である。 ツアーのバスは満席であった。 若い人もいるが、殆どは年輩組である。 京都駅を8時に出発し、高速道路に入り、明石大橋を渡る。 これも私は初体験である。 アッと言う間に淡路島に入る。 思えば、淡路島も50年ぶりである。 あの大地震から10年以上過ぎて、道路は完全に整備されている。 鳴戸大橋を渡る。 渦潮は見えなかった。 この日、海は平らであった。

阿波に入る。 例によって、遍路用の諸道具を揃える店に立ち寄ってから、遍路寺に向かう。 京都に見るような大寺院があるわけではない。 田舎の寺であるが、遍路寺はいずれも、白装束の順拝の人達でいっぱいである。 御朱印を戴かなくてはならないから、添乗員の一人が、駆け足で、寺務所に客達の朱印帳を預かって走る。

我々は先達さんの言われるままに、「しきたり」通りに業を行う。 手を洗う、ローソクを立てる、線香をあげる、納め札を納める、それぞれに「しきたり」がある。 
「仏前勤行集」にそって、開経偈より始める。 懺悔文、三帰、三竟、十善戒、などは、その漢字の連なりを見れば、大体の意味は理解できる。
 
が、発菩提心真言などの、おそらく梵語の祈りの言葉、「おん ぼうじ しった ぼだはだやみ」 などは、平仮名のままなので、意味不明のまま、それでも有り難く、お唱えするのだ。 本当は、その梵語の意味を知りたいものだと、思った。  この後、般若心経を唱える。 これはいささか勉強したので、なめらかに唱えることが出来る。
 
この後、そのお寺の御本尊の御真言を唱える。 例えば薬師如来ならば、「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」を三度お唱えする。 「そわか」と言う言葉は、般若心経にも出てくるので、それで調べると、「悟り」と言うことらしい。 この後、光明真言、大師宝号「南無大師遍照金剛」、そして回向文を唱えて一幕の終わりとなる。

各寺院には、必ず、本堂と大師堂があるので、その両方に同じお唱えをする。 
この日は、一番から六番まで、打ったので、計十二回お唱えしたが、後の方では、声が嗄れてしまった。

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我々のグループは日帰りなので、それなりに忙しかったが、全員白装束に身を固めた、関東からのグループは、半月以上かけて、八十八ヶ寺の遍路を打つとのことであった。 これからの四国路、お遍路さんの姿が多くなることだろう。 

我が国では、数百年間続いてきている、この四国八十八ヶ寺のお遍路、宗派を越えて、おしなべて日本人の心には、何かしら響くものがあるのだ、と思う。 初の順拝を終えて、この日、帰りのバスの中で私の心は、和やかであった。 明石大橋から見た夕陽が美しかった。

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2006.03.21

イチロー(2)

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(写真は曼殊院のサンシュユの花)

イチロー(2)

WBC(ワールド ベースボール クラシック)の優勝戦、対キューバ戦、素晴らしい試合であった。 大熱戦であった。 僕の心臓には、正直言って、悪いほどの白熱した試合であった。

日本時間の、午前11時から、午後3時までの4時間に及ぶ大熱戦のテレビ中継の間、席を立つことが出来なかった。 松阪が打たれて抑え、渡邊が抑えて打たれたが、大リーガーの大塚が抑えた。 矢張りイチローが打ち、走った。 彼が出てくると、何か安心するというのも、不思議なものだ。 

渡邊の美技があり、エラーがあった。 野球というもの、エラーがあると、不思議と必ず、点を取られてしまう。 全く不思議なものだ。

9回裏、あのサンディエゴのペトコ・パークの球場に、「あと一球! あと一球!」の大合唱がこだまし、日の丸が振られたのだった。 
そして、遂に、日本が第一回のWBCのチャンピオンになった瞬間、思わずテレビの前で「バンザイ! バンザイ!」を叫んでいた。  

日本優勝 おめでとう!、そして、 ありがとう! 

日本には、荒川静香のイナバウアーがあり、WBCのチャンピオンシップがある。 

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2006.03.19

イチロー

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感謝 感激 歓呼

サンディエゴでのWBC、日本vs韓国戦、三度目の正直で、日本が勝った。 勝てた。 感激した、そして歓呼した。

 久しぶりに、心臓がドキドキするのに耐えながらの、テレビ観戦であった。 両チームとも、祖国の名誉にかけての試合であることが、ビンビンと響いてきていた。 宿敵韓国を零点に抑えた、日本の投手陣は素晴らしかった。 それにしても韓国の守備陣も素晴らしかった。

 
何と云っても、イチローの迫力は感動ものだった。 もし日本チームにイチローが居なかったら、この試合どうなっていたか判らない、と思う。 イチローのサムライ的迫力に感謝したい。  
  

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2006.03.17

屈辱

屈辱

「僕の野球人生で、最も屈辱的な日」 イチローが怒った。 私も怒った。 韓国如きに2度も続けて負けた。 2度も続けて負けると言うことは、もう番狂わせとは言えまい。 実力で負けたのである。 今まで、日本のプロ野球は、少なくとも韓国よりは上と思っていたが、それは幻想であったのか?!

8回の極めて大事な場面で、サードの今江がタッチしたボールをこぼし、ピンチを拡げてしまった。 あれが、敗因であろう。 タッチしたボールをこぼすのだったら、僕にだって出来る。 あれが、プロか、実に情けない。

相対的に、韓国の選手達は、すべて、祖国の名誉にかけて、プレーしていた。 祖国愛を持っていた。 日本の選手達に、祖国の名誉のためという、気概があったのか。 祖国愛があったのか。 
祖国があってこそのプロ野球であり、大リーガー選手であろう。 祖国愛が有れば、ヤンキースの松井だって、日本のチームに加わり戦うべきだったのだ。 からっきし彼には、祖国愛がないのではないか、とさえ思えてくる。 
もしそうだったら、そんな男は、入っても入らなくても同じことかも知れないが。 

ともかく、私は、悔しい。 祖国愛のない選手のプロ野球なんか、もう観たくない、と思った。

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2006.03.10

雨霽る

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今朝、今日は旧陸軍記念日であるし、また、孫殿の大学合格の、お礼参りもあったので、氏神の鷺森神社に参拝に行く。 夜来の春雨日和である。 音羽川を遡ると、霊峰比叡山の、あちらこちらのしじまから、白雲の流れるのが美しい。
 
東山36峰の「雨上がり」の情景が、私は好きである。 今日の景色も美しかったが、惜しいことにデジカメを携帯するのを忘れていて、せっかくの雰囲気が撮れなかった。 普段は気が付かない樹木が、山肌のしじまから立ち上る白雲の中に、シルエットのように、浮かび上がっているのを発見すると、小さな感動を覚えるのだ。 音羽川上流の岸辺に立って、その山水を見ながら、独り太白の「春水」を吟じた。

 ♪♪ 春水纔(わずか)に深きこと数尺強 

     煙波渺々天光に接す

     落花漲り尽くす江南の雨

     一夜閑鴎夢もまた香んばし ♪♪

上掲の写真は、横山大観の「雨霽る」である。 この絵は昭和15年、紀元2600年に当たり、横山大観が「鴻恩に酬いる」ため、山十題海十題の二十幅を作画したものの中の一つである。 大観の水墨画中、最も墨調の優れた気韻あふれる作品とされている。 私の好きな雰囲気である。

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2006.03.02

散歩道

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(写真は 犬のフグリ)

散歩道

いつもの道、散歩道を今日も歩く。 いつもの道を歩いていると、道沿いのワン君も私を覚えてくれて、私が近づいていくと、その足音だけで、すでに遠くから吠えてくれるのだ。 私はそれを、私への挨拶だと、善意に解釈している。
ある日、その日は、何故かしら吠えてくれないな、と思ったことがあったが、次の日、その犬小屋は空っぽになっていた。 御逝去遊ばされたらしい。

それ以来何となく、いつもの散歩道は、侘びしくて頼りない。 犬小屋の新しいワン君に早く会いたいものだ。  

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