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2004.04.19

K氏への返信

sansyuyu_flowers3.JPG

平成14年4月18日

拝復 K 様

貴殿、5月には、前立腺ガンの手術を行うとのこと、吃驚しました。
何事もないとは、思いますが、矢張り心配です。これまでに、勿論、
何度も前立腺に関して、聴聞もされ、検討もされ、その上での決断とは思います。ので、今の小生には、ただ手術が、陛下同様にうまく行くことを祈るだけです。が、とにかく、全力で頑張ってください。

実は、私も、例のPSA(前立腺ガン特異抗原)の値は、現在、7.5ということで、標準値の約倍の値です。一昨年は4.6, 昨年は、7.1でした。少しずつ上昇しているみたいです。
実は先日、京都国際会館で、市民公開講座「前立腺がんの最新情報」があり、小生、勇躍(?)参加してきました。講師は、京大病院泌尿器科教授 小川 修先生、同じく、放射線科教授 平岡真寛先生、そして、東海大医学部泌尿器科教授 寺地敏郎先生でした。

一番前の席に陣取って、真面目に聴き、また、質問しました。その答えは、結論的には、以下のようでした。

 例えば40歳代なら、7.5という値は、赤信号で、直ちに精密検査を受け、積極的な治療が必要でありましょう。手術による摘出と、その後の放射線治療、 女性ホルモン療法を継続しなければなりますまい。しかし、70歳代のあなたは、いわゆる、「ガンもどき」であって、70歳代の男性の約半分は、その状態である。 従って、継続的に診断することは必要だけれども、ガンが 速やかに進行する年でもないし、今は積極的な手術、治療は必要ないと考えて良い、とのことでありました。
 継続的な診断を続けることによって、PSAの値が、10以上になったら、 そのときは京大病院に来たらいいでしょう、と、言うことで、小生の場合は、 これで、 今は、一応安心することにしております。

また、食品化学的な意見ですが、活性酸素を防止するような食品、カロチン、リコピンを含む、野菜類、イソフラボンを含む豆類(イソフラボンは女性ホルモンに化学構造が似ている)、を摂取するようにしたらよい、との事でした。

貴殿の詳しい状況が、解りませんので、小生からは、何ともコメントできません。 が、今回は、貴殿が、先輩になるのですから、また、いろいろ経験談、アドバイスなどお願いいたします。

しかしともかく、そのような事情で、今度の藤花会を欠席されるとは、それがなんとも、小生、残念です。秋の10月1日には、卒業50周年記念の祝賀会があり、また、I 氏が立案している伊豆、修善寺での一泊旅行計画があります。
その折りには、絶対に、元気な姿で、参加してください。
小生楽しみにしております。

その前に、今回は、手術、是非に頑張ってください。
ただただ、その成功を祈っております。

敬具

                 落合英夫

  山紫に 水清き
    中津の里に生まれ出で
    七十二歳の今日までを
    純粋無垢の君なれば
    ああ、君死にたもうことなかれ

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2004.04.08

洛北修学院の春を歩く

♪♪ファイルのダウンロード♪♪

洛北修学院は、私のふるさとです。 3年前にこのふるさとに還ってきました。ふるさとで、余生を送れるって、本当に幸せです。たしかに家の周りの環境は、すっかり変わりましたが、ふるさとの山、ふるさとの川、ふるさとの空の色は変わっていません。だから、私は、四季を通じて、いつでもその折々の、山を、川を、空の色を訪ねて、歩くのが好きなのです。

平成16年、4月7日、ようやく桜吹雪が舞う、そして矢張りようやく楓がその可愛い新葉を出し始めたこの日、私は昔歩いたふるさとの山を、川を訪ねて歩いてきました。 修学院には、比叡山から流れてくる音羽川が通っています。この音羽川に沿って上っていくのです。

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この写真の左側には、修学院離宮があります。鎌倉時代、後水尾天皇の時代から、修学院は京都の名所だったのですね。昔は、たびたび氾濫したという音羽川も、今はすっかり治水されていて、ウオークするのには最高の環境です。

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この日も桜花爛漫、折からの春風に花吹雪が見事でした。

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音羽川に沿って上っていくと、歴史の道、きらら坂に通じます。歴史の好きな多くのウオーカーが四季を通じてよく歩いておられます。私も、子供の頃から、父と一緒に、或いは、小学校の遠足で、この道をよく登りました。きらら坂の登り口には、親鸞上人の碑が建っています。

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このきらら坂から右にコースをそれると、音羽川上流への道があります。この辺りは、かって、平安時代から、上流階級の人たちの別荘があったところで、そこで詠まれた和歌の数々は古今和歌集などにも選ばれているのです。

音羽川をさらに上っていくと、最上流に素晴らしい堰堤公園があります。この日、この場所は、喧噪を避けて、静かに咲き誇る山桜、そして、みずみずしい新緑の楓、その可愛い幼葉が、折からの春陽に光り輝いていました。滅多に人が来ない、憩いの場がここにあります。

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この辺り、比叡山麓なので、この時期、野鳥たちの囀りも美しく、心が癒されます。 山肌では、楓と桜が競演してくれていました。

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この時を惜しみつつ、この場所を離れて、曼殊院の方に道を下っていきます。曼殊院への道でも、春爛漫の山の姿を見ることが出来るのです。 何か、恥じらいでいるような山肌の、春の色、そのバリエーションが美しくて、ため息が出て来るのです。

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曼殊院は有名なお寺で、観光客も多いのです。 が、そのような観光客に隠れるようにして、静かにしかし華やかに咲き誇る山ツツジが、あるのを御存知でしょうか。本当に美しいツツジです。 もし曼殊院を訪ねられたら、このツツジを探してやって下さい。

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曼殊院の前の道を下ると、私の氏神様の鷺森神社に至ります。鷺森神社も、千年以上の歴史のある、この地、修学院と山端地区の氏神様なのです。このソフトウオークの帰り道、私も氏神様にご挨拶をしてきました。その参道は、矢張り、美しく、鎮守の森では、オオルリやイカル、ホホジロやウグイスが競演しておりました。

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鷺森神社の大鳥居に懸かっている、桜の花で一段と輝いている「スダ天王」の額です。祭神は「すさのおのみこと」です。

この鷺森神社から、遠くないところに、私の母校、修学院小学校があります。私の生まれた年、昭和6年に記念植樹された桜の木があります。少し疲れましたが、今も爛漫と咲き誇っています。実は、昭和6年に、この地区、修学院が、京都市に編入されたのを記念して植樹されたものなのです。私と、同じ年なので、春ごとに、訪ねてその肌を愛撫してやってきます。小学校は、今年、創立88周年を迎えます。

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私の散歩にお付き合い下さり、有難う御座いました。

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